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退職金には税金が掛かります

長い間苦労して会社で勤め上げた末にもらえる退職金には税金が掛かることをご存知でしょうか?

ここでは、退職金に掛かる税金について解説していきます。

退職金の課税対象(退職所得)

税金が掛かると言っても、退職金の全額に課税されるわけではありません。
課税対象となる退職所得の計算方法を紹介しておきます。

(収入金額(源泉徴収される前の金額)-退職所得控除額)×2分の1=退職所得


退職所得控除額の計算方法

退職所得控除額は以下のように計算します。

・勤続年数20年以下 ⇒ 40万円×勤続年数
・勤続年数20年超 ⇒ 70万円×(勤続年数-20年)+800万円

※つまり80万円までは非課税ということです
※1日でも勤務すれば1年と計算します
※障害者になったことが直接の原因で退職した場合は、上記プラス100万円の金額となります。


実際の退職所得控除額は・・・

◎ケース(1) 勤続年数が11年3か月の人の場合

勤続年数は、12年とみましますので

(勤続年数)×40万円=12年×40万円=480万円

よって退職所得控除額は、480万円になります。


◎ケース(2) 勤続年数が34年と4日の人の場合

勤続年数は、35年とみなしますので

(勤続年数−20年)×70万円+800万円
  =15年×70万円+800万円=1850万円

よって退職所得控除額は、1,850万円になります。