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トライアル雇用

トライアル雇用とは、ハローワークに求人募集を依頼している企業が、ハローワークから紹介する特定の求職者を最大3ヶ月間試しに雇用し、その間にその人材の能力や適性を見た後に採用するか否かの判断をする制度のことです。

いわゆる、一般的な試用期間のハローワーク版のようなものですが、決定的に違うのは、試用的に雇用している期間は国から奨励金(試行雇用奨励金)が企業側に出るということです。ちなみに、金額は1ヶ月につき5万円ですから、最大で5万円×3ヶ月=15万円が採用側の企業に支払われることになります。

この制度のメリットとして、採用側の企業は、人材が集まり易い上にお金ももらえるので、リスクを減らすことができますし、また、トライアル雇用後にさらに一般で言う試用期間を設けることも許されていますので、人材の選考には十分な時間を掛けることができると言えます。

一方の求職者側にとっては、正式に入社する前にその企業や仕事が自分に合っているのか否かを判断できるので、入社後のミスマッチが原因で即退社ということも少なくなります。

尚、トライアル雇用の対象となるのは、、「30歳未満の若年者」「45歳以上の中高年齢者」「母子家庭の母等」「日雇労働者・ホームレス」「障害者」です。