転籍
転籍とは、現在勤めている企業の労働契約を終了させて、新しい企業と労働契約を新たに結び直すことをいいます。
このことは現在働いている企業を退職して、新しい会社に就職することと同じです。リストラの一手法として使われることもありますが、「転籍」については本人の同意が必須であることが労働法の規定で定められています。従って、「転籍」命令を受けても本人が納得しないのであれば、断っても問題はありません。
「転籍」と「出向」は、他の企業で働くという点は変わりませんが、「出向」では出向元の企業との労働契約が部分的に残っており、「転籍」の場合は元の企業との労働契約が全く残っていないことが異なっているのです。「転籍」と「出向」は似ていて非なる物なのです。
