有効求人倍率
有効求人倍率とは、求人指標の一種で、月間有効求人数を月間有効求職者数で割った指標のことです。
ここで「月間有効求人数」とは公共職業安定所で扱った先月から繰り越した求人数に、当月新たに発生した求人数を合計した物をいい、「月間有効求職者数」とは、公共職業安定所で扱った先月から繰り越した求職者数に当月新たに発生した求職者数を後合計した物をいいます。
新聞報道や経済分析などでの労働環境を見るために有効求人倍率が広く使われていますが、日本の労働法律は、労働者の地位と権利を擁護するために解雇に厳しい制約が科されており、企業の側としては将来の増産の見込みがないと求人をだすことはなく、企業の足下の景気感としてみるには新規求人倍率の方が適切との意見もあり、有効求人倍率と新規求人倍率を併せてみていく必要があります。
